ぼんやりと考えている人

ひろしまなおき (廣島直己)
名前: ひろしまなおき (廣島直己)
住処: シリコンバレー
職業: しがないプログラマ
家族: 愛妻一人、息子一人、娘一人
道具: ハーレー二台、ギター三本
電紙: n at h7a.org

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以前にぼんやりと考えたこと

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21 April '2006 - 23:27 | 子育て 小学館の野望

気がついたら、四月は何も書いてなかった。理由は、天気がよくないので夏時間への対応ができなかったこと、できなかったのでぜんぜん気が乗らなかったこと、税金をたくさん払うはめになって面倒くさかったことなど。

まあ、このまま四月を放置しておいてもよかったのだけれど、生きてるなら生きてると書けとか言われるし、天気もよくなり始めたし、書くかな、と。

さて、今日は金曜日だけれど、久しぶりに家で仕事をした。家でもときどき仕事をするけれど、職場に行かないという日はめったにない。

プログラムを書くのが仕事だから、パソコンと、プログラムのソースコードを管理しているサーバにアクセスするためのネットさえあれば、どこでも仕事はできるんだけれど、開発リードなので技術上の相談を受けることも多く、職場にいないと不便だという人もチームにはいる。相談をよくしてくる若い方の人たちは、社内のメッセンジャーサーバに繋がっていてくれればどこにいても文句は言わないというけれど、IM とか使ったことないし使いたくないもないし、っていう年寄りたちのためにも、いつも家で仕事というわけにはいかない。

また、やっているのがデジタルテレビの開発なので、職場のラボじゃないと実機での実験ができないという理由もある。実装しているテレビがないとどうしようもないし、もって帰って来たくないし、そもそもデバッガみたいに高価なものを自宅に持ち帰って独り占めしたりするのはよくないし。

家では子供が寝た後とかにメールの処理をしたり、思いついたコードのアイデアを書いたりという程度の仕事はするにしても、平日の丸一日を家で仕事するってことは、年に数回もない。

そういうことをする理由は、ひとつだけ。そう、母サーバが故障した。ゲゲン。


ここ何年も、連続睡眠は最高で 3時間まで、みたいな過酷な状況でフル稼働していて慢性的に寝不足状態なのに、他の家族よりもダウン頻度が圧倒的に低いという、世界最高の超高信頼性を確保しているということ自体が異常というか、母は強しという感じなのだけれど、やはり、人は人なので時々は障害がでるようだ。我が家では、おれを含む子供全員が生活のすべてを母の高機能性と高信頼性に依存して生きているので、母サーバがダウンするのはまさに死活問題といえる。


いくら熱があっても子供二人を放置して安心して寝られるはずもないし、そもそも子供たちが大好き母さんをそっと寝かせたりはしないだろうから、今日はあまり役に立たないお父さんが家にずっといるということにした。いるくらいしかできないが、いるということは他の誰よりもちゃんとできる。

もちろん、いくら仕事中だと説明しても、子供たちが自由に仕事をやらせてくれるはずもないので、家での仕事はいつもぜんぜん捗らなかったりするわけだけれど、そこはそれ。それでもできる仕事を集中的にやればいい。たとえば、他の人にアサインされているバグにヒントを書いて回ったり、ドキュメントのレビューをしたり、社内ザガットを改良したり。

そして、娘の昼寝タイムになり女性陣が全員二階にあがり、男性陣だけで午後のひと時を過ごすことになった昼下がりのできごと。

これでも読んでなさいとお母さんから渡された本を息子が一生懸命読んでいるのを尻目に、おれは IM でチームの若者と議論していたら、息子がとつぜん怒り出した。「もおおお、できないよお」

彼がやろうとしていたのは、「めばえ3月号」の付録だった。「めばえ」は 2歳から4歳までの幼児むけの本ということになっているが、その付録についているちょっと厚めの紙でやる工作は、幼児にはとても不可能なものばかり。幼児どころか低学年でも完全に無理。高学年でも器用な子じゃないと無理。大人でも不器用な人には難しい。それくらい、面倒くさくて細かくて、おまえらの目的はなんだ!って企画してる連中にいいたくなるようなレベル。

とうぜん息子にはできない。これをやるのはいつもはお母さんの仕事だけれど、今日はお母さんが寝てるから、お父さんの仕事。

仕方ないので仕事を中断して、息子の代わりに付録を作ることにした。3月号の付録は「クリアトーマスとくるくるせんろあそび」で、らせん状の坂を作って、トーマスを上から走らせる。

子供用の付録なので、はさみも糊も使わずに作れるのだけれど、その分、はめこむところが多くて逆に大変。また、ただはめていくだけだと、あっという間に紙の強度がなくなって外れてきてしまうので、ポイントポイントで裏側をテープで固定しながらやると、さらに大変。付録とはいえ、これに情熱をかけている人がそれなりに時間をかけてしっかりと作っていることがよく分かるので、こっちも職人さんに敬意を表して丁寧に作る。

で、おれが丁寧に時間をかけて作っているのを見ている息子は、自分が作るわけでもないので、だんだんと飽きてきて、「お母さんを起こしに行ってこようかなあ」とか言い出す。まったく、なにやってるのか分からん。結局、完成するまでに一時間くらいかかったと思う。


おとなが作ってもかなり時間がかかるので子供はずっと集中して見ていられないほど複雑で、対象の子供ではとても作れっこない、子供向け雑誌の付録。

小学館の目的は、一体なんなんだろうか。

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私も、先週ミツワに行ってきたときに、4月号を買ってきました。めばえ。
けど、付いてきた別冊の「and」を読むと、付録は「おうちのひと」が作るものみたいですよ。子供は出来上がったもので遊ぶだけみたいな。何ていらないツッコミをしてみました。早く奥様が元気になられると良いですね。お大事にしてあげてください。
ところで、Tracで見たら、英語版がRC2前の最終っぽかったので、Pivotの日本語ファイルをさっき言語チームに送っておきました。
なるほど。まだ当分は渡さない予定で隠してある 4月号を渡すときに読んでみます。「ふろくのねらい」とか書いてあるといいんだけど。
で、言語ファイルですけど、はい、その英語ファイルが予定では最終版です。HashCashを有効にしている時に JavaScript が有効になっていないブラウザで「コメントを保存」しようとすると「The Finger」ページに飛んでしまってビックリするので、そもそも「コメントを保存」できないようにして、代わりに「JavaScript 使えるようにしる」って表示するようにしました。

  
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