20 March '2004 - 14:27 | 雑記 ランタン
夜10時過ぎに突然呼び鈴がなった。こんな時間にいきなり家に来るというのは、いったい誰だろう。うちは短い通りの突き当たりの家なので、通りすがりの人というのはありえない。 ちょっと緊張しながら、どちらさんですかと尋ねると、近所に住む留学生だと言う。ドア越しに用件を聞くと、明日から出かける予定でキャンプ道具を準備してたらランタンがないことに気づいたんで貸してくれる人を探しているという。知らんがや、そんなこと。とりあえずドアを開けて詳しく訊いてやると、明日から一週間ちょっとほど、グランドキャニオンとデスバレーに行くという。シンガポールから来てる留学生。台湾人だったら家にあげて、話したいこともあったのに、ちょっと残念だな。
ま、仕方ないな。同じアジア人のよしみってことでバーナーもオマケに貸してやるか。
近所とはいえ、こんな時間に見知らぬ人の家を訪問するなんて非常識だし、ランタンが借りられるかもという発想自体が間違っていると叱りながらも、こんなに小さいのに素晴らしい性能の Snow Peak のランタンとバーナーは、当然ながら日本製であると自慢し、また、おれのような親切な日本人がその世界最高の品質を誇る日本のランタンとバーナーを持っていて、しかも無料で貸してくれるというこの幸運を心から感謝して、せいぜい旅を十分に楽しんでくるのだぞ、と送り出してやった。