22 September '2004 - 02:44 | 雑記 しゃぶしゃぶランチ
今朝、いつものように仕事に行こうと車を走らせたら、車がちゃんと走らない異変にすぐ気がついた。いつまで経っても二速に入らないのだ。もともと一速はすべり気味ではあったのだが、今日はすべり気味どころではなく、まったく入らなくなってしまって困った。さすがに一速だけで会社まで行くのは辛い。ていうか、オーバーヒートするっての。 とりあえず家に戻って、電話帳で車屋を見つけて、女房に後から着いてきてもらいつつ目的の車屋に行った。車屋にて状況を説明したら、うちじゃ直せないから他の車屋に行けという。で、直せるところを紹介してもらってそこに行ってみた。
状況を説明したら、即答で修理費は1850ドルだと言われた。
2000ドルで買ったオンボロのアメ車にそんなに払えない。払いたくない。
仕方ないので、もう少しマシな中古車を買うか、それともいっそ一番安い現代の新車でも買うか。って、現代なんて乗るくらいなら、いっそのこともうちょっと出して豊田とか本田だろ、日本人なら。
しかし、アメリカで日本車に乗ることほどつまらないことはない。日本でアメ車に乗るのは酔狂だが、アメリカにいるなら当然アメ車にのるべし。まともな知性を持つアメリカ人なら日本車かドイツ車に乗るのが定石。当然アメ車なんて買わない。買うのはルーザーとデトロイトの連中だけ。なのにも関わらず日本人のおれがアメ車に、あえて乗る。これ。ルーザー風に見えて、実はさらに上を行っている。負けすぎて勝ち。ルーザーの二乗はウィナーの公式。
ちなみに、日本車なんて乗る気はまったくないが、仮にアメリカにいる間に日本車に乗るとしたら、NSX か GT-R か、だろうな。NSX は時々見るけれど、GT-R は見たことない。死ぬほど速くてびっくりさせられるんで、できたらアメリカでこそ乗りたい一品。オススメ。
そういうことじゃなくて。
女房とあれこれ相談して悩んでいたら、その修理屋の前に2250ドルでアメ車が売っているのに気がついた。訊くと、ちょっと前に同じ理由で持ってきたご婦人がいて、1850ドルも修理にかかるなら要らないっていうから引き取って直して売っているらしい。当然ミッションも載せ変えてあるし、エンジンも絶好調だし、タイヤも新品だし、すんごい調子いいよ、だと。
うーん、とりあえず、これもひとつの選択肢ということにしていったん家に帰って作戦を練ろう。と思って車を動かそうとしたら、店の前で、とうとう一速すら滑って動かなくなってしまった。あらら。
こうなったら、これを買うしかないか。今、車がなくなると、明日からかなり困るしなあ。
仕方ないので、店長に、動かなくなったポンコツを下取りにして安くしろと言ったら1500ドルだというので、じゃ1400ドルなら買うってことでさくっと商談成立。
現金と車、それからお互いのピンクスリップを交換して、さっそくそれに乗って会社に向かった。おー、死んだポンコツと比べなくても、断然エンジンもミッションも調子いい。車屋で修理されてるだけに、おなじポンコツでもいい感じ度はぜんぜん上だ。これなら坂道の先頭になってもぜんぜん恥ずかしくないぞ。
というようなことを午前中にやってから仕事に行ったので、会社に着いたら1時を過ぎていた。ぎりぎりまでおれの到着を待っていてくれた得意先の営業は、もう、いなかった。
ちぇっ、昼間っからしゃぶしゃぶにビールで宴会だー、って得意先に昼飯をご馳走してもらう予定だったのになあ。