06 November '2006 - 15:23 | アメリカ生活, 英語 引越に必要な英語力
先週の水曜日の午後、無事に引越を済ませ、はれてパロアルト市民となりました。パロアルトのみなさま、よろしくおながいします orz
さて、今回の引越は、アメリカに住み始めて四回目の引越になったのだけれど、小さな子供もいるし、すべてを自分たちだけでというわけにはいかないわけで、前回同様、箱詰め以降は引越屋にぜんぶやらせるという方法にした。
前回は、できるだけ安くやってくれるところをネットで探して、三人で四時間という予定で 300ドルちょっとという見積もりのところにやってもらった。名前は忘れたけれど、アメリカの引越屋。
そして、当日はなぜか二人しか来ず、さらにだらだらと休憩ばかりとって、なんだかんだで半日以上もかかって 700ドルくらいかかったという、まことに腹立たしい結果に終わった。ちなみに、二人のうち一人は強烈なヘブライ語なまりの英語で、もう一人はヘブライ語オンリー。聞き慣れない英語を理解するのに苦労したけれど、一人とは十分に話ができた。
今回は、前回と同じ轍を踏まないようにどうしたらいいか思案しつつ、あちこちに見積もりを取りながら応対の具合をチェックしていたら、おすすめがあるよと教えてくれた人がいた。
女房の友達に、ちょっと前に引越したばかりという人がいて、その友達もほかの友達からの紹介で使ってみたところ、あっという間に引越が終わって安かったという。
ほほう、それはいい。と思いきや、自分で調べあげた情報じゃないので、それにそのまま乗っかるというのは、おれの性格上、とても面白くないことこの上なしだったりする。
まあ、前回の惨敗ぶりも記憶に残っているので、偉そうに言う立場でもなかったりするし、しぶしぶ、女房の友達情報を使ってみることにした。
その引越屋の名前は、平安引越サービス (415-759-7896) という。なんだよ日系かよ。けっ。
日系のところというと、日本人をメインに相手にしているところも多いので、どうしてもほかよりも高そうだとイメージしてしまう。にも関わらず、往々にしてサービスの質はそれほど高いわけじゃない。担当者が日本語をつかえるというだけで、やるのはどうせ、日本人の高すぎる期待なんてどこ吹く風のガイジンとかだったりするのだ。こっちとしては、日本語で話ができるというだけで、ほかよりも高い値段を出したいとは、まったく思わない。
とはいえ、女房の友達は、安くて速い、と言うわけだから、だまって使ってみた。果たして、当日、午後一時半の約束だったのだが、ぴったりその一分前に中国人が三人到着した。
三人は、おれを見るや否や、みな北京語でしゃべりかけてきたが、こっちが日本人だと分かると、みんなであからさまにがっかりして見せた。というのも、なんと、三人とも英語はまったくしゃべれなかったのだ。いいのか、そんなんで。
箱を指差し「Go?」と聞かれて、「Yup」とか「Yeah」っててきとうに答えるとまったく通じない。なんと「Yes」と答えないと話が通じないのだ。
結局、おれと彼らが交わした言葉は、「Yes」と「No」と「Go」の三単語だけ。いや、まあ、会話ができなくても引越はできるだろうけどさあ...
ただ、噂どおり、彼らの仕事は恐ろしく手際がよく、ものすごく早かった。前回の引越の時よりも圧倒的にモノは増えているのに、所要時間はぴったり 3時間、255ドルで済んでしまったのだった。早い、安いにもほどがある。
まあ、投げても壊れないと思しきものは平気で二階から放り投げるし、当然「FRAGILE」と書かれた文字などいっさい読まないし意味も分からないので、どんな箱でも平気で横にして積み上げたり、上下逆さまにしたり、まさにやりたい放題だったのだけれど。
見ているとハラハラしたけど、言葉がまったく通じないから何も伝えられないし、ただ呆然と見ていた。
もちろん、そんなこともあろうかと思って必要なものはぜんぶちゃんとバブルでラッピングしておいたし、最重要系はじぶんで運んだから、壊れたものはひとつもなかったんだけれど。
というわけで、今回の引越は完全勝利。
ちなみに、ネットも夜には開通したし、DirecTV も翌日朝には繋がったし、何一つ問題らしい問題もなく終わりました。
すべてを整理するにはどのくらいの時間がかかるか分からないけれど、今年中にはなんとかしたいの心。
Hayabusa - 07 November '2006 - 14:44
ひろしま - 10 November '2006 - 22:18