04 December '2006 - 22:24 | 子育て 子供の教育の授業料
娘へのプレゼントに Casio EXILIM EX-Z55 を買ってやったのは、去年の正月明け。二年前のこと。小さいので邪魔にならないし、バッテリーの持ちが素晴らしすぎるし、女房はとても気に入っていた。購入以来、子供たちのスナップ写真のほとんどはこれで撮っていた。
先日、クリスマスカード用に家族の写真を撮ろうと構図をあれこれ練っていた時のこと。
ソファの位置を少しずらしていた時、子供たちが三脚につけられたカメラの液晶を観てはしゃいでいた。どうやらそれまで三脚を観たことがなかったらしい。見覚えのない機械をみて嬉しいのは分かる。
と思ったのも束の間、息子が三脚に足を引っかけて倒してしまう。そして、倒れた方向がたまたまレンズの方向だったのでカメラはレンズから床に激突。三脚は一番高くしてあったので、かなりの衝撃に鏡筒はひしゃげてしまった。あぁぁ... orz
たった二年で $300 のカメラが鉄くずになってしまった。
まあ、怒鳴っても仕方ないので、とりあえず、大事なカメラが壊れてし まったことを壊れた部分をよく見せながら説明する。そして、だから写真撮影会も中止になるということを理解させ、最後に、自分の手でカメラをゴミ箱に捨て させる。何が起きたかをはっきりと認識させるためには、こういう分かりやすい儀式を行うのがいい。
悪いことをしたということは本人もよく分かっているのだから、あまりきつく叱っても仕方ないし、ましてや子供の失敗は監督者の責任なんだから、ここで怒るのは八つ当たりと変わらない。
普段からこの手のものはけっこう自由にいじらせていたし、やってみたいということの多くはこちらが注意しながらやらせているわけだけれど、それは、こういうことが起きないように監督側が十分注意すればいいということと、失敗も重要な学習だという思いがあった。友人の形見とかと違って、所詮こんなものは買えば済むのだし。
もちろん毎回こんなんじゃさすがにやってられないので、これからはもっと監督側が注意する必要があるし、子供が同じ失敗をしないように注意が必要ということを常に思い起こさせてあげないといけない。今回は $300 の授業料で、息子も多くを学んだことだろうと思う。
ゴミ箱に捨てさせたデジカメはとうぶんは取っておいて、「大事なものを大事に扱わなかったら、この カメラみたいになっちゃうよ」といざとなったら見せていじめてやりたい。いや、自業自得は認めるけれど、おれだってちょっとは八つ当たりしたいし、何度も言わないとどうせたいして反省なんてしないわけだし、このネタで少しは元を取らないといけないからね。
あー、それにしても痛い。