01 July '2004 - 01:20 | 雑記 お兄ちゃんになるということ
ちなみに、出産で一番心配だったのは、産む人や生まれる人に関してではなく、1分でも母さんと一緒でないと死んでしまうと思われる超母親っこである息子が、母さんの入院中をどう生きながらえることができるか、だった。 しかし、予想に反して彼は素晴らしく男らしく、お兄ちゃんらしく振舞っている。何がおきているかを正確に理解することは無理だとは思っていたが、どうも彼なりにちゃんと理解して納得しているようだ。いつもは四六時中べったりの愛しの母が、赤ちゃんのために病院にいて、ぜんぜん家に帰ってこないというのに、母さんのことをほとんど口にしないし、おれが病院に行くから待っていてと言えば、ちゃんと我慢して待つ。昨日までの彼では、まったくありえないほど聞き分けがいい。
今日などは、おれが病院に行っている間、義母が歯を磨いてあげたらすぐにひとりでベッドに行って寝てしまったらしい。どんなにおれと寝ようと誘っても、母さんと一緒でなければ絶対に寝なかったというのに、どうですか、この変わりようは。まさに感動的。
女房の友達が、彼をみて、お兄ちゃんになるんだという並々ならぬ決意が十分に見て取れる、などと言っていたが、彼は本当にお兄ちゃんらしく立派にやっていると思う。
妹が我が家にやって来たら、可愛がってやってくれよ。
なかの - 01 July '2004 - 03:33