14 September '2005 - 23:16 | アメリカ生活, DMV ラスボス 裁判所
延長してもらった「裁判所の出頭命令」の続き。 先日書いたように、すべての書類が整ったので、裁判所に行って戦わなくてはいけない。任意保険に関しては、事件発生当時にちゃんと入っていたことが簡単に証明できるので何も問題ないけれど、レジストレーションが切れている車に乗っていたのは事実なので、これがどのくらい大目に見てもらえるか。
購入してから今までの全ての修理整備記録や、おれが金を払ったのに見知らぬ人の名義になってしまっていたことの証拠とか、その他、いろいろな状況証拠を元に、決してレジストレーションの更新を意図的に怠っていたわけではないのだということで、情状酌量を狙うのが作戦。
そういうわけで、出頭命令には「来るなら8時半までに来い」って書いてあるので、めちゃくちゃ早起きして行ってみた。
適当に路駐して、裁判所の窓口に着いたのはちょうど8時半。15人ほどすでに受付のところに並んでいたので最後尾に並ぶ。
とりあえず人間観察しながら待っていると、おばちゃんが駆け足で飛び込んできて、まだ間に合う?っておれの後ろに。8時40分。
おばちゃんの登場を見て、受付の人が一人出てきて、おばちゃんに紙を渡す。そして、おれにも。second to last って書いてある。もう、受け付けないぞってことか。
二人に紙を渡すことで、おれの後ろのおばちゃんが次に来た人に紙をこっそり渡してもバレる仕組み。おれの前の人におれの紙を渡してみたらどうなるかなあって思ったけれど、まあ、やめておいた。わざわざ存在しない問題を作っても得しなさそうだし。
さて、おれの前に並んでいたほとんど全員が、数百ドルの罰金をチェックなり現金なりでしぶしぶ払っているのを観察していたら、ほどのなくおれの番。どきどき。
おはようございます。
おはようございます。
先日も来たんですけれど、保険とレジストレーションを持ってきました。
見せてください。
他にもいろいろと書類を持って来ました。いりますか?
いえ、結構です。コピーをとりますのでお待ちください。
はい。
確認しましたが、問題ないですね。dismiss です。
え、まじで。いいの?10ドルってこと?
はい。10ドルです。
というわけで、おれの全面勝利。800ドルの儲け。ざまーみろ。
レジストレーションは確かに切れていたのだけれど、まあ、それ自体はよくあることなので、すぐにレジストレーションを済ませたなら、それでいいんです、だ と。ていうか、そんなことがよくあるってのは、大いに問題なはずなのだけれど、そんなのはたいした問題じゃないってのがアメリカ。木なんて気にせず、森だ け見てればいいわけだ。まったく、永久に治らんね、この国は。いい意味でも悪い意味でも。
ま、何にせよ、少なくとも勝敗ラインを 200ドルと設定していたので、200ドルは浮いた計算になる。これで、iPod nano はもらった!ヒヤッホーィ!
と思いきや、そんなもの最初から必要ない罰金なんだから、単に 10ドル損しただけじゃん、って言われておしまい。
iPod への道は遠い… orz
次の物語を楽しみしてます :)
なかの - 15 September '2005 - 18:27