06 October '2005 - 18:46 | 雑記 年齢差別は反対の賛成
友達にせよ、仕事相手にせよ、知り合いとのチャットツールとして Skype を使っている。 新たな友達を見つけたり、どこか見知らぬ人とのチャットを楽しむ、というような目的ではまったく使っていない。古くはニフティの CB とか、インターネットでは ICQ とか IRC などを使って、そういう風にも遊んだりもしたのだけれど、今は、そんな風に時間を無為に、もしくは贅沢に使えるというような状況にあるわけでもない。そう いうわけで、チャットは専ら実用的な使い方専門。
ただ、どういう出会いがあるかは分からないので、あえて知らない人からの呼び出しを拒否するような設定にはしていない。ある日、突然、どうしてもおまえに1億ドルあげたいから、今すぐに PayPal のアドレスを教えてくれ、なんて言う人が出てくるかもしれないし。
しかしながら現実には、知らない人からの呼び出しの多くは、単なる暇つぶし相手を探しているだけだったり、そもそも日本語も英語が通じなかったり、という ことがほとんど。日本語や英語の勉強をしようとして呼び出してくる人も多いけれど、おれは日本語以外で英語を教えることができないし、英語以外で日本語を 教えることももできないので、ポルトガル語しかできないとか言われても、どうしようもない。そういうわけで、とにかく、知らない人から呼び出しは、基本的 におれにとってはどうでもいい、ろくでもないものばかり。
そして、今日の夕方、久しぶりに見知らぬ人からの呼び出しがあった。どうせ、暇だから意味のない会話でもしないかいセニョール系だろう。
はじめまして
ほほう、日本語の勉強をしているのかい、セニョール。それが日本語だろうがなんだろうが、おれは相手が日本人だとは想定ない。
■■と申します
名前は日本人のそれだった。ああ、なんだ、日本人か。久しぶりといえば久しぶりかな。でも、相手が日本人だからといって、それだけで友達になれるほど日本人が恋しいわけでもない。ていうか、日本人の友達は十分間に合ってる。
申しますってところから察するに、家族全員が家を出て完全に自由な午前中を無為に過ごそうとしている主婦か何かってわけじゃないさそうだけれど、そんな丁寧に申されてもなあ。新手のキャッチセールスかな。
そういえば、以前、宿題を手伝ってもらおうとしていた高校生も、最初、神妙な感じで攻めてきたなあ。
いずれにせよ、ろくな会話になりっこない。てきとうに暇つぶしに付き合わされて終わるだけのことだ。とりあえず、「はじめまして」とだけ返答しておいた。相手のレベルに合わせずにちゃんと丁寧に返答するところが、おれの偉いところ。育ちのいいのがつい出てしまう。
応答ありがとう
むむ。なんだ、この人。律儀というか、なんというか、暇つぶし相手を探しているすれ切った主婦でもなければ、急いで宿題してくれる人を探している高校生で もなさそうな雰囲気…。ふつーは、「何してるの?」みたいな方向で攻めてくるのに、わざわざ、挨拶に礼を言っている。とりあえず、ぽちっと相手の情報を見 てみる。
1931年生まれの 74歳の男性って書いてあった。はあ?まじで?冗談だよね?ホームページのアドレスも書いてあったのでついでに見てみる。げげ、まじだった。ていうか、まじかよ。いや、だから、まじだったって書いてるじゃん。まじで???。だから、ま、じ、で!
興味津々にいろいろと聞いてみると、パケット通信や Skype などを使って世界中の人とこうして通信するのが趣味らしい。また、地元で NPO を運営していたり、とにかく精力的に活動されている爺さんだった。
なんか、軽チャーショック。軽くカルチャーショックを略してみました。しない方がいいね。
以前、ニフティの CB で相手が小学5年生だった時も、還暦の爺さんだった時も、相手の年齢が想定範囲外でびっくりはさせられた。でも、74歳ってのはどうなんだ。やりすぎなんじゃないのか。ていうか、そんなこと、実際にあるのか。ていうか、あった。
確かに 60過ぎの両親とメールもチャットもしているわけで、あってもおかしくはないのは確かだけれど、それでも、なんていうか、具体的な数字として考えてみる と、やっぱり、ありえない。だって、74歳だよ。メールはあっても Skype はないだろ。いや、だから、実際にあったって言ってるわけだから、そのまま受け入れろ、と。
いや、なんていうか、まあ、それだけのことなんだけれど、70過ぎの爺さんとお話をさせてもらえるなんて、インターネットは素晴らしいなあ。いや、まじで
他のどのIM でも、知り合い以外の ID を登録したことは一度もないし、逆に相手に自分の ID の登録を許可したこともないのだけれど、今日、初めて登録を許可し、自分も登録した。
74歳ってのは、そうやって遊べる歳なんだと思うと、夢があるなあ。
アメリカに住んでると、ジェネレーションギャップみたいなの感じないんだけど、
自分の親を見ると、年だなぁと思う。やる気がないのを年のせいにするから。
今と同じような好奇心を持ち続けて、気力体力充実した元気溌剌な年寄りになりたいなぁ。
よっちゃん (ウェブサイト) - 19 October '2005 - 23:07
でも、よっちゃんは、あれだね、間違いなく小うるさい婆ちゃんになるだろうね。死ぬまで落ち着きそうもないもんね。目に浮かぶなあ。
ひろしま () - 21 October '2005 - 14:07