23 January '2006 - 23:00 | 時事 水に落ちた戌年
最近、ぜんぜんここに書いてないので、どうしてんだよと心配してくれている何も書いてないのは、単に気分の問題っていうか、まあ、いろいろと理由はあるのだけれど、とにかく問題なし。っていうと、余計に心配されそうだけれど、問題ないって言ったら問題ないんだから、よろしく。そういうわけで、とくに変わりなくやってますので安心されたし。
って書くついでに、何か他にも書いておくかな。みんな大喜びで水に落ちた戌年を叩きまくっている件とか。
ライブドア事件に関して思うのは、まあ毎度のことながら、日本のマスコミは推定有罪の原則ってことと、つくづく容疑者の権利とか人権とかどこにもない国なんだなあってこと。前者はそれを支える民度の低さってことですぐにどうこうしようもないけれど、後者はいつまでこんな状態が続くのかなあって思う。日米地位協定とかの問題で俎上にのってるはずだし、少しは改善されるのを期待しているのだけれど。
ていうか、犯罪者の権利ばかり擁護して被害者の権利をないがしろにしているくせに、容疑者の権利なんてこれっぽっちも考えられてないってのは、どういうことなんだろう。
いきなり強制捜査が入って何でもかんでも持ってかれちゃうわ、逮捕されたら最悪23日も冷暖房なしの牢屋に拘束されるし、起訴されるまで国選弁護人もつけてくれないし、弁護人を自分でつけても取調べには弁護士の立会いも許されないし、取調べの適法性を証明するためにその様子をビデオテープに記録することもないし、起訴前の保釈も認められない。どんな野蛮な国やねん、と。おまえらは、今、何世紀やねん、と。何が国際化社会なのか、と。
まあ、想像しかできないけれど、そんな不条理な状況に突然置かれ続けたら、佐藤優くらいの強靭な精神の持主じゃないと、抵抗できないんだろうと思う。
権力がどういう理由でかはともかく、「おまえ、容疑者」って言うだけで、その日からは生き地獄で、マスコミも国民もそれを後押ししている社会。60年ちょっと前の話かと思いきや、今日の話だからなあ。
どうかしてる。怖過ぎる。吐き気がする。