ぼんやりと考えたこと

28 January '2006 - 23:00 | 美食 さようなら、洋子さんの店

ベイエリアは、アジア系移民が多いので、当然ながらアジア系メシ屋が充実している。

が、残念ながら韓国料理だけはそうでもない。

うちの近所にはぜんぜんないんで韓国料理が食べたくなったらちょっと走らないと行けない。

ちょっと走れば焼肉はまあいいんだけれど、食いたいのはユッケジャンとかユッケビビンバなのに、それがない。どっかに、たぶんあるんだろうけれど、知らない。だから、ない。

とはいえ、まあ、ないなりにパロアルトには二軒ある。ダウンタウンの Hahn's Hibachi とエルカミーノ沿いの Tofu House の二つ。

ダウンタウンの方の店は、韓国料理だけじゃやっていけないようで、日本食風メシがメインって感じ。韓国料理としては、特に何も面白いものがなくて、石焼ビビンバ一種類しかない。だから、おれ的には石焼ビビンバ専門店。ちなみに、その店の黒髪の美人ウェイトレスが、友達に感じがよく似ていて、我が家では「洋子さんの店」と呼んでいる。この写真の左から二人目なんで、洋子さんを知ってる人は見てみましょう。

それはともかく、今日は試しに Tofu House に行ってみた。場所は Fuki Sushi のとなり。ずっと前から微妙に気にはなっていたのだけれど、なんか流行ってる風でもないし、しょぼしょぼな感じなんで、二の足を踏んでいた。

が、行ってみて良かった。洋子さんには悪いけれど、もう、洋子さんの店には行かないかな、というくらい。フラッシングにあるような、箸は当然平たい鉄のやつで、メニューも当然ハングルしかないし、店の人には韓国語しか通じないし、当然ユッケビビンバも食えるという、韓国人による韓国人のための本気の韓国料理屋… というわけでは全然なくて残念なのだけれど、ベイエリア的には十分嬉しいレベル。高いレベルから見るとちょっと低めのレベルで喜んでいるわけだけれど、まあ、けっこうウマイ。ていうか、ペニンシュラではダントツ一番ウマイ。

洋子さんの店には石焼ビビンバは一種類しかないけれど、トーフ屋には石焼ビビンバが何種類かあったし、しかも、めちゃくちゃ熱々で出てくる。ていうか、バカみたいに熱すぎで出てくる。洋子さんのところは、バカみたいに熱すぎではない。

それに、チゲも何種類もあるし、辛さも選べる。当然、バカみたいに熱々。ていうかテーブルに置かれた時には全力で沸騰しまくってる状態。沸騰しながら持ってくる、じゃなくて、テーブルの上で沸騰し続けてる感じ。なかなか収まらないのでちょっと危ない。収まってから食い始めても、それが辛すぎるのか熱すぎるのか、よく分からないくらい。でも、英語ではどっちも hot だから大丈夫。

そゆわけで、パロアルトの Tofu House は、焼肉以外の韓国料理が食べたいという人にはすごくオススメ。洋子さん、ごめんね。

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