01 June '2006 - 16:47 | 英語, 日米対決 あなたの歓迎せざろうえない
日本人はまず間違えないが、アメリカ人がよく間違えて書く英語がある。その代表的な例の一つがアポストロフィを使った省略形の使い方。 たとえば、you're と your、it's と its、who's と whose などがそれ。
日本に住んでいたときには、まあ、読んでいた英語の量が今の千倍くらい少なかったというのもあるし、読んでいた英語がほぼ技術本などだったから見たことがなかったのだろうと思うけれど、渡米してアメリカ人どもが書く生の英語に毎日触れるようになって、そういう間違いをちょくちょく見かけるようになって驚いた。it's own とか your welcome とかって書かれた文をはじめて見たときは、なんかのイディオムかと思った。つか、どうみても文法的に完全に間違ってるだろ、そんなの間違えるなよ、って思う。
また、than と書くべきところを then と書くパターンの間違いも多い。ぐぐってみても、その間違い例の多さに驚くくらい一般的な間違い。other than とか rather than って書くべきところを other then とか rather then って書いたりする。文法的に間違っていることが一目で分かる上のアポストロフィの例と違って、もしかしてニュアンスが違ったりするのだろうかとか、最初の頃は微妙に思ったりしたこともあった。as long as と so long as みたいな感じで。
おれとしては、やつらの英語が実際の英語であって、実際の英語が正しい英語という風に思っているし、基本的に、それを真似して勉強してるんだから、なんていうか、もう少し責任を持って欲しいと思うわけだが、今日、とあるブログでへんな日本語の間違いを見つけてのけぞった。
その間違いとは「思わざろうえない」というもの。たぶん、「思わざろ、うえない」ではなく「思わざろう、えない」って分解されるんだろうと思うが、どっちにしてもよく意味が分からない。『「せざる」を得ない』という二重否定だから、するという意味になるのに、「思わざろう」って何なんだろうか。もしかして、これは二重否定ではなくて、「ざろうえない」っていう助動詞なんだろうか。だとしたら、ちょっとニュアンスが違うのだろうか。
って、日本人も、そんな風にガイジンを悩ませたりしてるのかな、だったらおあいこだなと反省した。まあ、ふいんき(←なぜか変換できない)みたいなものかも知れないけれど。
Hiroshi - 05 June '2006 - 20:17