07 May '2007 - 21:01 | 子育て アメリカ人は歯が命
先日の、「学校区の学校の抽選」の結果が出て、電話があった。
あいにく留守中だったので、留守電にその結果が入っていたのだけれど、「Yes, we have a spot for him」とのメッセージを聞いてほっとした。
これで、お隣さんの子供と一緒の学校だ。いざという時は子供の送り迎えをお願いしたり、お願いされたりできる。24 ならテロリストの可能性があるお隣さんだけれど、違うので良かった。
さて、しかし、よく考えてみると、「spot がある」というのは何を意味するのかいまいちはっきりしない。
その学校に通う権利を獲得したのは間違いないのだろうけれど、このまま何もせずにほっといてもいいのだろうか。夏になったら、いきなり学校に行けばいいのか。これからどうすればいいのか、手順がさっぱり分からない。
当然ながら「If you have any questions, please give us a call at ###」との定型メッセージが入っていたので、さっそく電話して訊いてみることにした。
答えは簡単だった。「これからの手順に関しては、別途、手紙でお知らせします。なお、月末には学校説明会もありますし、そのこともその手紙には書いてありますので、心配しないでくださいね。」
ふむ。まあ、それはそうか。
そして、先週末、その手紙を受け取った。と思ったら、どうも違った。
その手紙には、単に、「まだ健康診断書が提出されてませんから、提出するのを忘れないように。」と書いてあるだけだった。忘れてなかったけれど、教えてくれてありがとう。
さらに、その手紙の別のページには「歯科検診も必須です。○○までに提出してください。経済的理由などで歯科検診をするのが難しい人は、相談にのります。」と書いてあってびっくりした。え、歯の検査までしろっていうのかよ。
本当にぼくの子供ならば決して虫歯になる心配がないはずのうちの子だけれど、「あなたの子供かどうかは不明だけれど、少なくともワタシの子供であることは確実なので、もしかしたら虫歯になるかもしれない」と心配する配偶者が気を利かせて定期検査をしているので、今更にべつに困ることは何もないのだけれど、そんなことまで指示してくるというのはびっくりした。
日本なら、学校全体で健康診断をやって歯科検診もやってくれると思うけれど、ここではそういうことは自分で好きなようにやれ、ただしやった証明はしろってことらしい。
たぶん、子供の歯を守るのは親の義務、もしくは子供の権利ということなのだろう。他の州はどうか知らないけれど、とてもアメリカっぽい。