ぼんやりと考えたこと

12 February '2005 - 23:19 | 時事 抗議が全国から殺到って

おれの愛する南セントレア市に「造語は新市名になじまない」「文化や歴史を無視している」といった抗議が全国から殺到して、やむなく新市名を再協議することになったらしい。わらう。馬鹿かと。アホかと。 たぶん、抗議のほぼ全ては単なる言いがかりで、何の説得力も持ち合わせていないことは間違いない。造語だからとか文化や歴史だとか、そんなことを平気で言えてしまうような厚顔の連中には何を言っても意味はないけれど、この問題に対するもっとも説得力があるであろう文句とは、「そんな名前はダサい」「おれは嫌いだ」という個人的感情そのものだけであろう。そう言われたら、「確かにねえ」って言うしかない。

自分の意見を通すためにそれっぽい理由をでっちあげる輩は多いし、もちろんおれもその一人なわけだが、本当の理由を隠すのはおれには不誠実にしか見えないし、その言にはまったく説得力を感じない。

単にフセインをやっつけたいから戦争するって言えば、なるほどな、って気持ちは分かるが、正義を実行するためにイラク戦争をするなどと言われたら、ふざけんな、って思うのと一緒。おれはイラクの人たちの将来にとってイラク戦争は歴史的に必要だったと思っているが、戦争を始めた理由が「正義」とか言ってる奴等の不誠実さは許せない。まあ、政治家は考えを正直に言えないものなのかも知れないけれど。

ほんと、こんなどうでもいい、どこだかも分からんような地図にも載ってないような田舎のことに、いちいち熱くなって口を出さずには入られないとは、何とめでたい人たちなんだろう。おまえら、ほんとに暇だなあ。抗議することが仕事の人たちにとっては、こんなボーナス面を無駄にすることはないって感じのお祭りなのかも知れないけれどさ。

その熱い行動力を、電気も通ってないような田舎の村のためにではなく、たとえば夫婦別姓に反対するような議員やその応援団を糾弾するために使うとか、ましな使い道で行使してくれることを切に願います。

それにしても、ヘンな名前になって困るかも知れないのは地元の連中なんじゃないのかね。他の地域の人が何をそんなに心配しているのか想像もできないけれど、まあ、すごく困るのだろうねえ、彼らも。そんなヘンな名前の市が我が国にあるという現状を受け入れられなくて精神のバランスを正常な状態に保てなくなって不眠症になってしまうとか、そういうことなのかなあ。

いずれにせよ、新市名が何になってもおれは「南セントレア市北方西側…」って書いて手紙を書いて嫌がらせしてやるぞ。南セントレア市に友達がいてほんと助かった。

あ、っていうか、嫌がらせをするためには新市名が南セントレア市じゃなくなった方が面白いのか、そうか、そうか。いやあ、どっちに転んでもおいしいなあ。

結論としては、「全国からの抗議を真摯に受け止め、車田正巳正美を新たに市長に迎えて、新市名を『南セイント聖夜星矢市』とすることに決定しました」とかいう流れになると全国から賛成の声も出てくるんじゃないかと思う。これが言いたかっただけ。

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