ぼんやりと考えている人

ひろしまなおき (廣島直己)
名前: ひろしまなおき (廣島直己)
住処: シリコンバレー
職業: しがないプログラマ
家族: 愛妻一人、息子一人、娘一人
道具: ハーレー二台、ギター三本
電紙: n at h7a.org

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19 March '2005 - 00:28 | 技術動向 燃料電池バイクは静か過ぎて危険

ベイエリアでは電気自動車を時々見かけるけれど、あれって、音もさせずに近づいてくるので心臓が飛び出るほどびっくりことがある。近くに来てるなら、近づいてるって言えよ、と。おまえは刺客かよ、と。 で、バイクには関係ない話かと思いきや、イギリスの会社が世界初の燃料電池バイクを出した。これは乗ってみたすぎる。

でも、このバイク、空冷ってのはいいんだけれど、50MPH (80km/h) しかでないんじゃさすがにアメリカでは日常的には乗れない。ショベルよりも遅いバイクじゃ高速には乗れない。

近所迷惑な騒音を撒き散らすわ、二気筒で 1500cc 以上もあって排ガスもぜんぜん地球に優しくないわ、新車で 200万円以上もするわと、ロクでもないことこの上なしの時代遅れのバイク、ハーレーなんかに乗っている超ロクデナシのオレとしては、地球に優しすぎるこのバイクにでも乗って罪滅ぼしをしなくてはいけないのは間違いない。

今後は、ハーレーを買うようなヤツは全員これも買わないといけないことにしたらいい。いや、そもそもハーレーなんて不当に高すぎるのだから、タダでついてきてもいい。ハーレー社には、今後は地球に優しいバイクとのセット販売しかさせないことにする。そして、過去に新車を購入した人には、全員、このバイクをタダで贈る。ええ会社や。

で、最初に書いたように、音がまったくないとやはり歩行者に気づかれないという問題があるから、止めることができる音をつけるらしい。が、どんな音になるのか。興味深々。

実は、ハーレー社はハーレーの独特の排気音を登録しようとして却下されているのだが、将来、この手のバイクがオプションで音を選べるようにしたら、ハーレー社の主張が通って「ハーレーサウンド®」として音だけ発売される日がくるかも知れない。「ショベルサウンド™」とか。馬鹿すぎ。

音はともかく、やはりハーレーは不快な振動こそが命なわけだから、いつかバイクの全てがこういう電池式になってレシプロがなくなってしまったら、きっとかなり悲しいだろう。エンジン振動のないバイクって、スクーターみたいな感じなのだろうか。まあ、そうなったら「ハーレーバイブレーション™キット」とか出て欲しい。「ショベルバイブレーション™キット」とか。まあ、生きている間にレシプロエンジンに乗れない日が来るとは思えないけれど。

それにしても、こういうものがバイクメーカだらけの日本からじゃなくてエゲレスからってのが悔しいところ。まあ、このイギリスの会社はバイクの会社じゃけれど、それをいったらホンダだってロボットメーカじゃないわけだし。同じ島国仲間、日英同盟ってことで許すしかないのだけれど。

 


ちなみに、豆知識として覚えておくといいのは、ハーレーの音の表現方法。日本語では、ドットコとかテッテケとか言う。この音に魅せられてハーレーに乗っている輩も多いわけだが、アイドリング速度を落としてこのドットコ音を綺麗にそして不均一に奏でるようにするのがポイント。日本のハーレー乗りには常識。

で、これ、英語では potato-potato-potato と表現する。ポテト、ポテト、ポテト。ではない。ポテイト、ポテイト、ポテイト。面白いでしょ。

念のために「potato-potato-potato ハーレー」でぐぐってみたら、案の定、一軒もヒットしなかったので、こんなことを知っている日本人は、たぶん、在米のハーレー乗りとここを読んだ数人だけだろう。最後まで読んで得したね。

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こんにちは、はじめまして。
甘いもと申します。
大学の英語のテキストに"potato potato"とあり、なんだろうと調べてみたらこの記事に行き着きました。
なるほど、擬音語だったのですね。英語は奥が深いものです。
教えていただく形となりまして、ありがとうございます。

それでは失礼いたします。初対面の上突然このような不躾なコメントご容赦ください。

  
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酢ハムがいったいどんなハムなのかはともかく…
 

 

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