15 March '2007 - 23:41 | 日米対決 プリペイド携帯を買ったよ
四年ぶりの日本ということで、日本での滞在風景をあれこれ想像している毎日ですが、なにはともあれケイタイはいります。ずっと前に公衆電話のカードを持って帰ったら、使える公衆電話がまったく見当たらずに撃沈したという苦い経験もあるし。
というわけで、選択肢としてはレンタルとプリペイド携帯の二つ。
検討の結果、プリペイドの方が断然お得ということが判明したので、さっそく購入。プリペイド携帯をなくそうとしているようにしか見えない日本だけれど、まだ辛うじて買えてよかった。
で、同じ悩みを持つ友人とこの話をしていてある重大な事実を知った。それは、通話料がバカ高いということ。
検討している時に気づけよって話なのだけれど、検討中は完全に相対比較なので、数字の絶対的意味はまったく気にしてなかった。
しかし、むちゃくちゃ高いと友人に指摘されたので、とりあえずネットで通話料を確認すると、1秒あたり 2円という。ふむふむ。1分話したら 120円ってことか。えーー、まじで。これ、アダルト系のサービスの値段じゃないのだろうか?いくらなんでも高すぎじゃない?(参照)
プリペイド携帯の通話料がそんなに高いなんて想像もしてなかったのでかなりびっくりしたのだけれど、これはやはり、そういう市場がないってことなんだろうな。
ためしに Cingular のプリペイドのサービスがどうなってるのか見てみたら、一回の通話につき 1ドルかかるけれど、1分あたり 10セント。しかも Cingular 同士の通話は当然タダ。使っただけで 1ドルもかかるなんてバカバカしいという向きには 1分あたり 25セントというプランもある。(参照)
どっちにしろ、日本と比べ物にならない安さ。ちょっと高い気もするけれど、ちょっとくらいふつーのサービスよりも高めに設定しておかないと、みんながみんなプリペイドにしちゃうだろうから、まあ、そんなもんだろうね。
まあ、日本は、なぜか着信は無料というシステムなので、こっちからかけてすぐに折り返しかけ直してもらう手法でいくのが良さそう。久しぶりとか言ってだらだら話してたら、最初の一人で 3000円を使い果たすことになるのは間違いないし。
とりあえず、ソフトバンクのプリペイドカードなら 60日有効で、切れてから 360日以内に残高を追加すれば番号は維持できるので、当面はこれでやってみるつもり。次に日本に行くのはいつになるか分からないから、行く時に毎回携帯を買えばいいんじゃないかという気もするけれど、携帯の番号を登録するのも伝えるのも面倒だし、いまどきはネットで残高を追加できるしね。というわけで、携帯の番号は「濃い兄さんに、よい碁」です。意味わからんけど、よろしく。
どんなに早くとも来週末まではかけ直せないけれど、着信履歴に入ってたら、かけ直して「かけ直して」って言ってあげるので、よろしく。
全部で5ヶ月間いて、3ヶ月で切れたときに一回チャージしただけで、計6000円(+本体代)で済みました。着信+メールくらいしかしなかったですが安く済んで満足でした。
欠点は、モノがちょっと古い(選択の余地もほとんどない)くらいですかね。アメリカ人には問題ないと思いますが。
なかの - 16 March '2007 - 04:04
それにしても、プリペイド携帯の選択肢がほとんどないってのは象徴的。アメリカだとほとんどどんな最新機種でも選べるのに。市場がないとここまで酷いって見本ですな。
ひろしま - 16 March '2007 - 11:57
及川 (ウェブサイト) - 16 March '2007 - 20:12
だとすると、プリペイドをなくせば犯罪抑止効果があると思う方がどうかしてると思うなあ。必要ならどういう風にでも手に入れられるのだし。まあ、戦前からの伝統として、コストパフォーマンスを完全に無視するのがお家芸なんでしょうけれど、首を絞めている人たちもユーザのはずなのに、不思議だなあ。自分には関係ないがないと思っているのだろうか。
最近思うのは、日本人は当事者意識がなさすぎるというのが大きいかな、ということです。アメリカ人はおせっかいがすぎるのだけれど、他人の問題を解決しようと思うおせっかいな人たちがいないと、なかなか治っていかないことも多い気がします。たしかに、対岸の火事を消しにいくのは勇気がいりますが、日本にはそれが必要な気がします。
ひろしま - 17 March '2007 - 21:33