ぼんやりと考えている人

ひろしまなおき (廣島直己)
名前: ひろしまなおき (廣島直己)
住処: シリコンバレー
職業: しがないプログラマ
家族: 愛妻一人、息子一人、娘一人
道具: ハーレー二台、ギター三本
電紙: n at h7a.org

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以前にぼんやりと考えたこと

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17 June '2007 - 18:11 | 子育て 留年の自由

友人の息子がこの夏から小学一年生になるのだけれど、彼はキンダー(幼稚園の年長)を二年やったという話。

彼は、一昨年からキンダーに行っていて、去年の夏には小学生にあがることができた。でも、キンダーの先生いわく、「まだ彼は準備ができていない感じ。もう一年キンダーを勧めます。」ということで、年長さんを二年することになった。かくして、彼は二年のキンダーを無事に終え、この夏から晴れて小学一年生となる。

これは、日本的にいうと、どうなんだろう。端的にいって留年ってことだし、受け入れるのはけっこう厳しいのではないだろうか。

自分の子供だったら、ぼくはどう思うんだろうか。ぼくの子供は、他のみんなについていけないのかと落胆するんだろうか。しないとはっきり言えるだろうか。分からない。最終的にはすべてをあるがままで受け入れるし、それで十分に幸せでいられる自信はあるのだけれど、最初は戸惑うだろうし、ショックを受けるんじゃないかな、と想像する。自分の感情整理をする前に、まず、子供に自分の動揺を悟られてはいけないとまっさきに思うんだろうな、くらい。

ちなみに、彼は、十一月生まれなので、クラスの中では一番小さい。十二月の初旬がカットオフというよく分からないシステムなので、日本システムで言えば三月生まれみたいな感じだろう。ぼくも女房も早生まれなので、その悲哀はよく分かる。

ただ、日本の場合は三月末がカットオフで四月から新学期なのと比べ、ここでは十二月初旬がカットオフで新学期は八月末からなので、「早生まれ」でも日本よりも相当に負担が少ない。日本システムで言えば、十月くらいがカットオフみたいな感じだ。二月生まれのぼくは、一学年下ということになる。

また、カットオフが十二月の初旬といっても、必ずそれに従わなくてもいい。早めることは通常は無理だろうけれど、遅らすことは比較的簡単にできる。九月から十一月生まれくらいの子供は、クラスでは一番小さい部類になることが決まっているので、それを嫌う親が最初から一年遅らせるということは、ごく当たり前に行われている。

そういうわけで、彼は、まあ大丈夫だろうと思って友人は行かせてみたけれど、やっぱりちょっとついて行くのは難しかったということで、一年遅らせることになったわけだ。

子供をそんな風に甘やかす必要はないし、早生まれでもいずれ追いつくから心配する必要はないんじゃないか。ぼくは最初そういう風に感じた。

しかし、よくよく考えてみると、クラスの中で自分が一番小さくて、必死について行こうとするけれどついていけないという状況よりも、クラスで一番大きいのは自分で、ついてこようと頑張ってる小さい子たちを助けてあげる状況では、後者の方が楽しいと思うし、子供にとってはより重要で必要なことなんじゃないだろうか。

ていうか、なんのために五歳やそこらの子をスパルタ式で教育する必要があるかと言えば、まったくない気がする。もちろん、英才教育というのはあるし、それはそれで重要なことだろうけれど、それが実を結ぶ可能性を考えると、本人がそれが好きだ、そうしたい、という自覚がなかったら、かなり不幸な気がする。

子供は、そんなつらい目に合わせる親や環境が悪いなどとは考えず、自分が悪いんだと思ってしまうものだから、大人は、子供がつらい目に遭うときには慎重になる必要がある。子供は、自分が愛されていること、守られていること、人生は楽しいこと、などなど、ありとあらゆるポジティブなメッセージを受け続けて大人になるべきだと思うし、親、大人、社会にはその責任があると思う。子供につらい目が続くのは完全におかしい。

二年キンダーをやった彼は、自分が留年したとは思わないし、みんなから遅れてしまったとは思わないし、自分はだめなんだと思わないし、思う必要はないし、思わせてはいけない。先生もふめて、周りの大人たちはそのことがよく分かっているし、だから、彼は楽しく二度目のキンダーを終えることができた。初めてキンダーをやるクラスメートたちに、いろいろと教えてあげることで、もう卑屈になる必要もないし、違うことを学べたし、精神的にもとても安定した。先生いわく「小学校にいく準備は万端」ということらしい。

ぼくたちの現在がこうやって子供たちの為に頑張っているから、子供たちの未来は本当に輝かしくて眩しいものになるんだろうな、と思う。

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うちの坊主も3月生まれ。ということで共感できると思ったのだけれど、よく考えると今の僕が留年の自由を実践中:-p そういう状況で一番うれしいのは、身近な人間に信頼してもらえていること。1年遅れても大丈夫って思えることが、子供にとっても大きな力になるのは間違いないですね。
大人でもそうなんだから、子供はもっとだよね、どう考えても。
というか、大人にはもっと留年の自由が必要だと思うし、その為にも子供にも必要だと思う。ギャップイヤーといってそういう仕組みだけを真似するのではなく、ぜひ、そういう精神そのものを真似したい所。
というわけで、ぼくもそろそろ留年したいなあ :-D
アメリカの場合留年の自由はあるし、その反対に飛び級の自由もあるよね。 それに中学や高校になると授業も自分でえらべるしね。 だから留年したとしても、子供によっちゃ2年とか3年早く高校卒業するというオプションもあるしね。 そういう意味ではいいシステムだとおもう、日本とアメリカの教育制度を両方体験したものとしては。
僕も、ある学校にSchool Visitしたとき偶然であった先生の次男坊が、Kinderで留年したという話を聞きました。早生まれ(多少手先が遅生まれの子より不器用だった程度)かつ次男坊で留年なしだと、兄貴役を体験できないという配慮からそうしたとのこと。次男坊でいながら、Kinderでしっかり兄貴役を満喫して、自信を持って小学校に入ったそうです。自分は3月下旬生まれで末っ子の悲哀熟知の身、なんともうらやましい話として聞きました。

  
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