03 September '2007 - 21:29 | アメリカ生活, 英語, 日米対決 まず、Thank you と言うこと
最近、何人かの英語初心者、もしくは英語慣れはしているけれどアメリカ初心者、もしくは英語もアメリカ慣れもしているいるけれど暮らしたことはない、という日本人を観察していて気がついたこと。
それは、客の時にはだれも Thank you とは言わないということ。さすがにこの場面なら言うかなという場面でも決して期待を裏切らない。彼らは絶対に店員にむかって Thank you とは言わない。
日本では、レジでレシートを手渡す店員にいちいちありがとうと言う人はいないだろうし、在庫を確認してくれる店員にありがとうとも言わない。だいたい、いう必要もないし、言わないことが失礼というわけでもないし、それはそういうものだからそれはそれでいいんだろうとも思う。
客は神様だと日本では言う(アメリカでは「客はいつでも正しい」という。正しい方が偉いというわけではないし、正しい方が間違っていることだってある、というのがアメリカなのだけれど)けれど、実質的には、客はタチの悪いチンピラみたいなもので、傍若無人振る舞ってる人もたくさんいるし、けっして店員に「ありがとう」などとは言わないものだし、むべなるかな。
アメリカでももちろん Thank you と言わない人はいるのだろうが、ぼくは観たことがない。ぼくのまわりの人たち、つまりまともな人たちはぜんいん Thank you と、それこそひっきりなしに言っている。日本語で言えば、「どうも」とか「よろしく」くらいの意味なのだけれど、客としてサービスを受ける側のときにもはっきりと言うというのは、ぼくは気持ちもいいことだと思う。
そういうわけで、外国暮らしを始めたばかりの人は、意識的に Thank you とたくさん言うようにするといい。それがふつうなので、そうでない現状はとんでもなく無礼な人に映っているはずだということに気付くと、へんな地雷を踏む回数も減るんだろうと思う。
まあ、「いちいちそんなことを言わなくてもまともなサービスが期待できる日本と、フレンドリーに振る舞わなければ何をされるかたまったものではないアメリカ」という言い方もできるのだろうし、そう言って安心しておきたい向きもあるかも知れないけれど、そんなことはどうでもいいと思う。
だいたい、口に出してありがとうと言うことは、すべての親が子供たちに口を酸っぱくして教えていることなのだから、立場に関係なく常に実践しているところを我々大人が見せつけておく必要があるはずだ。大人がしないことなど子供がするはずもないし、そんな子供が大人になってからし始めるはずもない。
ちなみに、先春の凱旋帰国の時も、ずっと黙っているのはかなり居心地悪く感じたアメリカかぶれのぼくは、何かを手渡されれば「どうも」と笑 顔をつくり、何かしてくれると言えば「お願いします」と頭をさげ、まるで育ちのよい紳士、もしくはただの田舎者のように振る舞っていた。
そんなことをする必要はない、もしくはしない方が日本での振るまいとしては望ましいのかも知れないとは思いつつも、郷に従うのは面倒くさいので自分のやりたいように振る舞った。
けっきょく、ぼくは 自分がよければそれでいいわけで、まさにアメリカ人であるゆえんとも言えるけれど、ありがとうと口に出して言うほうが言わないよりいいのは間違いない。
ono - 04 September '2007 - 15:01
英語しか話せない人と結婚していたら死ぬほど言えてるんじゃまいか、という気はするのだけれど、純和風美人のお方様にそんな破廉恥なことを言うのは、どう考えても無理です。
ただ、純アメリカ人である我が子たちには「大好きだよ」としょっちゅう言ってやってますけどね。
ひろしま - 04 September '2007 - 23:00
yukikukan - 05 September '2007 - 16:36
ちなみに、Pardon の意味での I'm sorry 以外は、すべて Thank you に変えてみるといいですよ。じっさい、日本語の「ごめん」は「Thank you」と訳されますし、そういう意味ですからね。
ひろしま - 05 September '2007 - 16:44
バスの運転手さんに若い子達(いわゆるティーン層)がCheers!と
一言お礼を告げる姿が好ましく、以来自分も積極的にThanksなどを
使うようになりました。
その後、帰国してから「ありがとう」の使い方の難しさを実感。
当時20台半ばだった自分が、明らかに年上・目上の店員さんに
何かサービスを受けたとき「ありがとう」ってなんだか高飛車に
聞こえるんですよね。Thanks Cheersのような親しみやすさより、
若い子が目上の人を使役している感というか……。
自分が考えすぎかもしれませんが(汗)「ありがとうございます」って
丁寧に言わないとなんだか落ち着かず、お尻のあたりがモゾモゾする感じ。
でも忙しいレジ周りやバスを降りるようなタイミングに「ございます」
までつけてると、少しまどろっこしいので、いつも言いそびれてしまいます。
(それから10年、今じゃたいていの接客業スタッフは自分より年下なので
ありがとう、といえるようになりましたがw)
Cさん - 05 September '2007 - 23:23
やはり、「どうも」ですかね。死ぬほど多用すべき言葉は。
ひろしま - 06 September '2007 - 09:35
英語ダメだし、旅行くらししか英語圏に言って事無いんですが、僕は
割と、レジとかでありがとうや、妻に愛してると言ってますねぇ〜。
でも、逆にそれが変って見られそうな感じもありますね。
(iPhonより、こっちの話題が気になったのでこちらに書かせてもらいました)
では
てる () - 12 October '2007 - 17:12
それにしても、妻に愛してると言ってるのは偉いですねえ。逆立ちしても真似できる気がしませぬ(笑)
ひろしま - 12 October '2007 - 17:25