16 November '2003 - 00:31 | 雑記 マラソン
子供のころは、親父がマラソンを見るのがまったく理解できないどころか、迷惑以外の何者でもなかった。時間帯としては、テレビを占有されるのはいいけれど、日曜日の午後、どこにも連れて行ってもらえないのだから退屈極まりないのだ。 歳をとったのかよく分からないが、今は、自分もマラソンを見るのは好きなのが不思議。いや、不思議じゃないんだけれど。人それぞれに好みというのもあるのだろうけれど、要するに、時間をかけて少しずつ流れが動いていく勝負というものを楽しむことは、子供には難しいってことだ。アメリカでマラソンが人気ないのは、強い選手がいないということもあるのだろうが、要するに、何が面白いのかまったく分からないんだろうな、と思う。
そういうわけで、当然ながら東京国際マラソンの様子はアメリカではまったく観られないので、もっぱらインターネットで過程をチェックしていたわけだが、これはほんとにつまらなかった。つまらないならやらなきゃいいんだが、それでも、やっぱ、Qちゃんがどういう結果を残すのか、気になるってのが人情ってもの。
速報サイトやIRCなどで、単純に35キロ過ぎて独走していると知ってみんなで喜んでいたのだが、やはり、実際に観ていたわけではないのでペースがどうなってるのか、後ろとの距離の動きもまったく分からないわけで、だから余計に結果にはかなり驚いてしまった。抜かされるとはまったく想像もしてなかった。
しかし、残念だったなぁ。普段の力を本番でも完全に出すということは、どんなに厳しい練習を重ねてもすごく難しいことに変わりはない、ということなのだろうけれど。