23 January '2005 - 10:24 | アメリカ生活 生で食べられる卵を自由に買えない自由を謳歌するということ
オーナーが知り合いの知り合いということで贔屓にしている、シリコンバレーの日本人御用達のニジヤに行った。生食用の卵を買うため、それだけのためにだ。 が、しかし、なんと、非情なことに生食用の卵は売り切れであった。残っていた卵は全て米国産のものであった。日本人たるもの、米国産の卵なんてまずくて食ってられるかっての。食えます。食ってます。まずくもありません。どうも、あまり知られていないことではあるが、実はアメリカ産のものでもたいていの卵は生で食べても大丈夫。数ある卵のすべてにサルモネラ菌がついているわけではない。考えてみれば当たり前。とはいえ、普段は生食用と謳われたものを安心して買うことができるのに、いまさら博打を打つ理由もない。それに、これ、賭けに負けたら悲惨だしね。
というわけで、卵黄を使って火を入れないドルチェ、ティラミスが作れない。作れないと食べられない。今日は「ティラミスの日」だというのに。うーん、困った。
ティラミスも自由に作れないなんて、アメリカは、なんて不自由な国なのだろうか。こうなったら、訴えるしかないな。