24 August '2005 - 22:22 | アメリカ生活, DMV ブルータス、おまえもか
RPG 「DMV 2005」の最後のイベントをクリアするために欠かせない道具のほとんどは、とっくに揃っている。 だが、最後の呪文が記されているとされる巻物「債権放棄証明書」は、テキサスの銀行から未だ届かずにいた。このまま、ただ待ち続けてもきっと何も起きないことは確実なので、とりあえず銀行に電話して状況を確認してみた。そしたら、案の定、そんなもん知らんがや、とつれない返事。
とはいえ、誰かが何かを知っているはずなので、何とか話が分かる人がいないか、あちこちの部署を自らたらい回しにされてみたら、ファイナルアンサーは、「その書類は本人以外には送れません」。だったら、そう最初から言えっての。何らかの事情で送れないのならここに連絡しろよって、おれの連絡先も書いておいただろ。まったく。
まあ、いい。こんなことは当然、想定内。
さっそく、Charles さんに電話して事情を説明すると、「明日、担当に連絡してそっこー呪文をゲットしておくよ」と気持ちいい返事。車の持主がずっと自分のままだと、この車をおれがどっかに放置したらアウトだしね。
が、待てども待てども、Charles さんから連絡は来ない。一週間で届くって話だったのに、一週間以上待ってる。うーん、ちょっとつついて催促させるか。
こんにちは、Charles さん。えーと、例の件、一週間以上経ちましたけれど、進展なしですか?
ああ、あれなら、さっき届いたところだよ。
あ、そうでしたか。(ていうか、もしかして言うのをずっと忘れてたってことじゃないよな…)
コピーとった後に女房に預けておくから、いつでも取りに来て。
じゃあ、明日の仕事帰り、6:30 くらいに寄らせてもらっていいですか?
もちろん。6:00以降なら僕も家にいるよ。
了解。それじゃ、明日。
ヒヤッホーィ。やった。とうとうやった。やってしまった。ここまで長い戦いだったけれど、なんとか全ての呪文を手に入れたぞ。これで、「DMV 2005」をクリアできることがほぼ決定したぞ。
そして、昨日の夕方 6:30 ちょうど、約束どおりに Charles さんのうちに書類を取りにいった。
ピンポーン。こんにちは、ひろしまです。
こんにちは、えーと、何でしょう?
あ、Beth さん。こんにちは。今日は、最後の呪文を取りに来たんですけど。
あら、そうだったの。
えーと、Charles さんいますか?
まだ帰ってきてないみたい。
あら。6:00 には帰ってるって言ってたのになあ。
いつもならいる時間なんですけれどねえ。
そうですか。じゃ、奥さんはいます?奥さんに書類を預けておくって話だったんですけれど。
それが、どうも家には誰もいないみたいなの。
えええええええ。今日、6:30 ごろに書類を取りに来るって約束なんですけれど聞いてませんか?
実は、私、たった今旅行から戻ってきたばかりで、その件に関しては何も聞いてないの。
うーむ…
帰ってきたら家には誰もいないし、携帯に電話しても留守電だし、私もどうなってんだか…
いや、持ってきてくれるならいいんですけど、こっちからわざわざ取りに来てるわけですからねえ。
そうよね。本当にごめんなさいね。
いや、まあ、Beth さんのせいではないですし、Beth さんに言っても仕方ないんですけれどね。
ごめんなさいね。帰ったらすぐに連絡させるわ。
まさか、ずっと味方だと思っていた Charles さんに裏切られるとは、こんな仕打ちを受けるとは、予想だにしてなかった。ていうか、こんなイベント、いまさら入れなくてもいいんじゃないのか。そこまでして一体何をどうしたいというのだ。
もう勝負はついているというのに、最後まで粘るというか、なんというか。将棋で言う「形作り」なのかも知れないが、さすがに 2005年版の RPG だけあって、最後まで気を抜いてはいけないのかも知れない。