ぼんやりと考えている人

ひろしまなおき (廣島直己)
名前: ひろしまなおき (廣島直己)
住処: シリコンバレー
職業: しがないプログラマ
家族: 愛妻一人、息子一人、娘一人
道具: ハーレー二台、ギター三本
電紙: n at h7a.org

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以前にぼんやりと考えたこと

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05 October '2006 - 23:12 | アメリカ生活 何をパクるかが問題

韓国が日本のものをパクりまくるのは何も不思議なことじゃない。彼らの見本である日本も、ちょっと前まではそうだった。

「パクるのはいいとしても、それを知らなかったり認めなかったりすることが許せないし、そんな厚顔は日本ではありえない」という意見もあるんだろうが、日本だってアメリカからさんざんパクってきたし、そのことをいちいち説明してたりしないし、知らないものも多い。

たとえば日本の昔のクイズ番組なんて、ほとんどぜんぶアメリカの番組のパクりだと思う。おれは、昔懐かしいクイズ番組のオリジナルを、アメリカでたくさん発見してすごくビックリした。あんなものまでパクってるとは思ってなかったし。

未だにそんな古いスタイルのクイズ番組を放送してたりするアメリカには呆れるけれど。

まあ、日本は、今の韓国みたいに恥ずかしげもなく平気でそっくりそのままパクるというよりも、日本なりの改良を施してきたというのはあると思う。ただパクっただけではないですという言い訳ができないと、恥ずかしくてハラキリするしかないという文化がそうさせてきたのだろうか。

ただ、アメリカの洗礼されてなさすぎるものをパクって別次元の製品を作るチャンスがあった日本と、すでに日本人によって完成されたものをパクらないといけない立場の韓国を比較するのは、ちょっと可哀想という気もする。やはり、どんな勝負でも先手必勝ということだね。

と、ここまでは刺身のツマ。ここから本題。

  

先日、よくいく韓国系スーパーでお菓子を物色していたら、「きのこの山」にそっくりなお菓子を見つけた。日本のお菓子の多くが韓国でそっくりにパクられて売られているのは知っているし、こういう安いお菓子の味はどっちでもそんなに違いはない。なので、安いほう、つまり「パクリの山」を買おうと思ったら、その隣に「きのこの山」を韓国流にアレンジしたと思われるものを発見してのけぞった。


おぉ。Choco Biscuit 以外に読める文字がないので、なんというお菓子なのかはさっぱり分からない。「きのこの山」に似てるけれど、完全パクリ版と違い、「きのこの山」とは微妙に違うのが微笑ましい。このお菓子は本物とは違って、きのこの傘が一色だし、形も角ばっている。さらに、よく見てみると、傘に顔文字が書いてあるではないか!

おおぉ。素晴らしい。すごくアジアちっくなアイデアだ。顔文字の種類もアジア系でいい感じ。これはバカっぽいけど、頑張って考えたんだろうなあ。いいことだ。そっくりそのままパクるだけじゃ、ただの泥棒だからね。

入れ物の質は本物とは雲泥の差だし、さくっと紙が切れないから、両手で少しずつ丁寧にあけていかないといけないという、いまの日本ではちょっと見つけられないくらいの低品質だけれど、とりあえず、ふたを開けてみると、さらにびっくり。 

手前から向こうに側にあけていくべき内側の袋が、上下逆さまに入っていて、物凄くあけにくい。いままで試したことがなかったけれど、この内袋は、手前から向こう側にあけていくスタイルだけが正解なのだ。

まあ、北にある日本海を東の海などと呼ぶような変わった人たちだから、こっちの方が彼らには開けやすいのかも知れないし、こういう仕様なのかと思いきや、袋に印刷された OPEN の文字が逆さまになっている。つまり、入れ間違いだ。こんなこと間違うなよ。

また、袋に入れてあるノッチ(切れ目)が左側の一方にしかないから、左利きの人はさらに空けにくいし、最終的に切り取れないので、とちゅうで諦めて写真みたいに箱に挟むようにしないと、内袋はどこまでも裂け続けてしまう。ほんと、どうしようもない。

見た目をパクっても、心が分かってないとまったく意味がないという素晴らしい見本だ。

ここまでで十分に満足したので、どんなもんかと食べてみると、まあ、味は想像どおり。みたまんま。

「きのこの山」の傘みたいな二層のチョコじゃないし、チョコ自体もかなりレベルが低いのだけれど、まあ、こっちも高級なスナックを望んでいるわけでもないのでそこは無問題。

ただ、傘と茎がとんでもない角度でついているのには感心した。


気になって、食べながら全部を確認したが、全部がこの角度。つまり、このバグは仕様ということになる。パッケージの絵とは違うので、製造ラインの仕様なんだろうな。

アイデアを凝らしていろいろやってみるのも大事だけれど、製品の品質に対するこだわり、つまり心をパクらないかぎり、韓国が日本とおなじようなものを作って日本に勝つことは永久に無理だろうと思う。って、おれはそれで全然いいんだけれどね。

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私も「クイズ百人に聞きました」が、大きい方のチャンネルで未だに放送されている(再放送なんだかは不明ですが)のにはビックリしました;-)
あれを観ると、ちょっとしたショックがありますよね〜。
未だにやってるのか系だと、ジュークボックスとかでかかってるのが80年代のヒット曲とかだったりというのもありますよね。日本だと部屋の外で聞くことはまず無理なんじゃないか、みたいな曲。ぼくは好きなんですけどね :-)

  
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酢ハムがいったいどんなハムなのかはともかく…
 

 

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