ぼんやりと考えている人

ひろしまなおき (廣島直己)
名前: ひろしまなおき (廣島直己)
住処: シリコンバレー
職業: しがないプログラマ
家族: 愛妻一人、息子一人、娘一人
道具: ハーレー二台、ギター三本
電紙: n at h7a.org

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以前にぼんやりと考えたこと

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22 December '2006 - 23:57 | 東西対決, 日米対決 シリコンバレーにないもの

シリコンバレーにないもの。それは、おいしいソフトシェルクラブとおいしいベーグルとおいしいニューイングランドクラムチャウダー。それに、美しい紅葉と外国人差別。この五つ。あとはぜんぶある。

というところで、ぜんぜん話は飛ぶけれど、「若者よ、ニューイングランドを目指せ」を読んで、前から書こうと思ってたことを思い出したの書く。

四年ほどニューイングランド(と呼ぶには文化的にはちょっと語弊があるけれど、ニューヨーク郊外と呼ぶとニューヨーカーに怒られるコネチカット州の田舎町 Norwalk)に住んで、五年前にシリコンバレー(と呼ぶのは微妙だけれど、広義の意味では Oracle もあるし、間違ってない Redwood City)にはるばる引越してきたおれに言わせれば、シリコンバレーなんて日本とたいして変わらない。

梅田望夫や渡辺千賀などは、いつもシリコンバレーマンセーと言っているように見えるので、その部分に対してあまり面白くないと思ってる人も少なからずいるんじゃないかなと思ってるし、おれはちょっとそう思っているけれど、だいたい、この地はアジア人が多すぎて、ア ジア人だからという理由で得する差別も損する差別も、まったくない。不味いのも食えるのも含めて日本食レストランだらけだし、AT&T なんて日本語のカスタマサポートがあるどころか、なんと日本語の料金明細まで送ってきたりする始末。NY や LA じゃあるまいし、これのどこがアメリカなんだよ、と。

おまけにみんなカリフォルニアンでフレンドリーそのものだから、日本人が暮らすのにこんなに敷居が低くて楽なガイコクはないと断言できる。

豆腐の角に何度も頭をぶつけて死にそうになった経験から、みんなも若 いうちにガイコク暮らしをして目の鱗を百枚くらい落とした方がいいと思っているおれとしては、本当にシリコンバレーはまったく勧められない。苦労した方が偉いとは言わないけれど、シリコンバレーではアメリカの本当に偏った一部しか見えてこないし、同僚や友達が(シリコンバレーに居がちの)いいやつすぎたりしたら、ほんとうにぬるま 湯でしかないと思う。

せっかく殻を破ってガイコク暮らしなんていう無謀を試みるなら、克服しがいのあるところに行った方が得るものも多いんじゃないかと思う。端的に言っちゃうと、要するに一度はちゃんと差別とかされちゃった方が落ちる鱗もたくさんあっていいと思うわけだ。

たしかに、シ リコンバレーにはシリコンバレーを代表するだけでなく、テクノロジーの世界を代表する企業がたくさんあるし、まわりは文字通りエンジニアだらけ、狙ってる やつらだらけだし、本当に刺激に満ちているというのはその通り。でも、エンジニアが住んでここは最高に面白いだろうなんていうのは、どう考えてもシリコン バレーだけじゃない。

だいたい、Six Apart (サンフランシスコ) とか 37signals (シカゴ) なんてシリコンバレーにないし、技術の世界で起きていることの土台となっているオープンソースの活動は、欧州の方がよっぽど盛んだと思う。シカゴなんて、寒すぎるし日本からは遠過ぎるし、今のブルズはそんなに面白そうには見えないけれど、でもたとえば 37signals の連中と仕事ができたら、すごく刺激的で面白いんだろうな、と思う。

シ リコンバレーがどんなところかを知らずに生涯一プログラマって胸を張るのもどうなんかな、という個人的な思いこみがあって、わざわざここに住んでみたけれ ど、この地に一生とどまりたいとはまったく思ってないし、次はシアトルかデンバーかな、なんて(まあ、子供の学校の問題とかいろいろあるんで、昔見たいに 身軽に移動できなくなちゃったけれど)思ってたりもする。ようするに、ここは確かに面白いところだけれど、ここだけが面白いわけじゃないということ。当た り前だけれど。

そういうわけで、日本のプログラマには、シリコンバレーは通ったら通ったって言えるからチャンスがあれば通ればいいと思うけれど、どこでもいいよ。シアトルでもデンバーでもサンアントニオでもシカゴでもボストンでもラコニアでも。たぶんロンドンでも。とにかく、まずは、日本から出るべき。

まあ、出なくてはいけないってこともないんだろうけれど、出たら出たで想像もしてなかった面白いこととかいろいろ起きるだろうし、人生は面白ければいいわけだから、日本のこれからをどうとか、そういうことももちろん大切だろうけれど、まずは自分が面白いことをやってみるってのがいいと思う。日本のプログラマの地位なんて低すぎてバカバカしいし、さっさとアメリカに来てプログラマが偉い時代を謳歌するべし。

日本は当分は沈まないし、いつでも帰れるし、まあ、その時になったら帰ればいいだけのことだしね。

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クラムチャウダーだったら、家の前のスーパー(笑)で売ってるやつを今度遊びに行くときに持って行く。
あとベーグルと生ロックススプレッドも併せて。
この辺はまあ差別もあるけど、アメリカならではのほのぼの生活も楽しめるから気に入ってる。
今日はご近所さんたちが手作りのクッキー特盛りとか、チョコレートとか持って訪ねてくれて、嬉しかったし。
西に済むならサンフランシスコがいいなあと思ってるけど、家高すぎ。
そこのスーパーを持ってきて欲しいな。いつか子供たちを必ず連れて行きたいと思ってるけれど、あそこを右手に見て上がって行く情景だけは、百年プリントで覚えてる。すぐに行けないと思うと行きたくなりすぎて困る。
> シリコンバレーではアメリカの本当に偏った一部しか見えてこないし、..(nip).. ほんとうにぬるま湯でしかないと思う。

私は別にシリコンバレーにいた訳では無いですが、テキサスにいた時に差別などは経験しました。なので、「苦労しておいた方が良い」という意見 (間違っていますか?) には賛成です。

# 将来の就職先をどこにしようか迷っている日々です > 迷える子羊な私 :-)
差別するだけ(なのでずっとしてきたことに気づきにくい)の日本人としては、やっぱり差別される経験は重要ですね。この体験だけでも、ガイコク暮らしをしてみて本当によかったと思ってます。
就職先を決める時は、就「会社」するのか就「職」するのか、自分が何をしたいのかよく考えるのが肝要ですかね ;-)
> 就職先を決める時は、就「会社」するのか就「職」するのか、自分が何をしたいのかよく考えるのが肝要ですかね ;-)

貴重なアドバイスありがとうございます!
まだ考える時間があるとはいえ、いつまでも立ち止まり続ける訳にはいきません。今のうちによく考えて将来を決定したいと思います。

ありがとうございました!

  
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酢ハムがいったいどんなハムなのかはともかく…
 

 

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