大きな会社では、その内側で起こっていることのすべてを一介のエンジニアが把握することは不可能に近い。そういう規模の会社では、インサイダーであるのに外部の人から知らされる会社情報というものも案外おおかったりする。とくに、自分があまり注意を払っていないゴシップ系の情報になると、その傾向は顕著になる。
たとえば「グーグル、本社キャンパスの無料カフェテリアを閉鎖」 という記事に書かれている内容も、友人に教えてもらうまで知らなかったし、読んでみて驚いた。きっと、知らない同僚もたくさんいると思う。
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老婆に教えてもらって知ったのだけれど、ピーナッツバターにサルモネラ菌が入っていて何人も死んじゃって関連製品が軒並みリコールされるという、全米の一部を震撼させる事態が発生している。
本当に美味しいピーナッツバターというものがない極東の国の人々には想像もつかないことだろうが、PB&J という素晴らしく美味しいジャンクフードを子どものランチにもたせられなくなってどうしてくれるんだと全米のマミーが激怒しているし、セロリにピーナッツバターをつけて食べるのが好きなぼくにとっても、これはかなりの痛手だ。
この事件、じつは単なる事故ではなくて、工場の検査で過去にサルモネラが十回以上も見つかってるのに、そしらぬ顔で出荷していたことが発覚していて、ぼくは「どこの日本の話か」と思ったが、どうやらアメリカ人たちは「どこの中国の話か」と思っているらしい。まあ、アメリカでは、日本の偽装ブームの話はほとんど知られていないだろうから、当然か。
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岡田さんが「ケータイの小中学校への持ち込みを禁止すべきだと思う」と書いている。ネットを介した便利でシンプルなコミュニケーション手段が、リアルなコミュニケーション能力の発達を阻害するという危惧からだ。
ぼくはそうは思わない。学校への持ち込みを禁止するべきではないと思うし、感情表現の種類が絵文字の数に依存するということもないと思う。
たしかに、電信のせいで手紙が減っただろうし、
電話のせいで電信も減っただろう。とても嘆かわしいことだと思う。大河ドラマを見ていると、友人には毛筆でしたためた文を届けるべきだと、いつも深く反省する。
電子メールのようなデジタルな手段では、美しい満月をぼんやりと眺めながら遠い日本の友人に想いを馳せるぼくの心のひだなど決して伝わることはない。伝わ
ろうはずもない。相手のディスプレイには、どんなフォントで表示されているかすら分からない。もしも友人がウィンドウズなどでメールを読んでいたら、ほん
とうにひどいフォントで表示されているに違いないのだ。心を込めて文字をしたためるぼくが、そんな汚い字で心を綴っているはずがないのに。
それまでになかった新しい手段によって変貌を遂げるコミュニケーションというものも確かにあると思うけれど、人の心はやはりとても瑞々しいものだから、だいじょうぶだと思う。いつの時代に生まれても、子どもは子どもらしいだろうと思うし、恋は恋焦がれるものだと思う。コミュニケーションの形こそ変わっても、人が心をもっている限り、大人が子どもたちに愛情を注ぐことができる限り、問題ないと思う。
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次期アメリカ大統領に選出されたのは、残念ながら Barack Obama だった。
残念ながらなんていうと、民主党を応援していた人はカチンと来るかも知れないし、共和党を応援していた人はうなずくかもしれないが、ぼくが応援していたのは Ron Paul だったし、Ron Paul でないならば民主党の誰でもいいと思っていた。また、民主党なら、Hillary Clinton の方が面白そうだと思っていた。
Hillary Clinton が負けたのは、民主党のサポーターが積極的に Barack Obama を選んだ結果だと思うし、Brack Obama は大統領に相応しい人物だと思うので、そこにはまったく文句はない。
また、John McCain はともかく、Sarah Palin が副大統領になったらどうしようかと思っていたし、Tina Fey as Sarah Palin があまりに可愛すぎるので、みんな間違って Palin を応援してしまったらどうしようかとちょっと不安だったけれど、アメリカ人もそこまで馬鹿ではなかったらしいのでよかった。
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ときどき日本から来た人に会うと、ほぼ決まって訊かれることは、今、アメリカで何が流行ってるのかということ。
何を訊いてるのか分からないので、たとえば、「最近は Twitter かな」とか「最近は Django かな」とか、その時のぼくに流行ってることを適当に答えるのだけれど、そういう答えでは絶対に満足してくれない。たとえば、「それはネットの世界の話でしょう」とか「それはシリコンバレーの話でしょう」とか言われたりする。
仕方ないので、その時やってる映画とか全国放送してるドラマとかの名前をあげる。
が、そういうことではないらしい。
どうやら、ぼくのことを訊いているわけでもないし、ちょっと売れてる映画とかの話でもないらしい。とにかく、全米が泣いた系の、社会現象的に流行ってる何かを求めているらしい。
しかし、本当によく訊かれるけれど、そもそも何が知りたいのかさっぱり分からない。たとえば、「今、赤い時計が大流行りさ」とか答えてあげたらどうす
るんだろうか。それを買って帰って「これ、アメリカで流行中の『赤い時計』だよ。本物だよ」とでも言いふらして自慢したいってことなのだろうか。
いったい、何が知りたいのか。それとも、ただの挨拶 What's up? みたいなもので、とくに何も訊いてないのだろうか。
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名古屋人としては、いつでも食べたいときに食べられる赤福ではあったのだけれど、あえて普段は見向きもせず、そのかわり新幹線で出張にでる機会があれば必ず十二個入りの箱をお土産に一つ買いながら、「いや、まてよ、これでは先方に喜ばれてたくさん食べられてしまったらぼくの分がなくなってしまうし、かといってぼくがたくさん食べてしまってはお土産にならないな」などと逡巡して、必ず二箱ほど買い、お土産だと先方に手渡した瞬間に「生ものですから、悪くならないうちに食べてくださいね。なんなら、今から食べましょうか。ええ、今すぐ開けてください」と言って開封を強要し、封が開くや否や六つほど一気食いして、残りをみんなと一緒に頂くという好青年だったそんなぼくが、今回の赤福問題について、本当に残念に思っていることが一つだけある。
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23 January '2006 - 23:00 | 時事 水に落ちた戌年
最近、ぜんぜんここに書いてないので、どうしてんだよと心配してくれている
奇人友人が何人かいるようだ。
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12 September '2005 - 23:58 | 時事 プラスチック製議員バッヂ
先日、「
鉛筆でご記入ください 2005」に書いたように、おれは今回は自民党に一票を投じたわけだが、さすがにこんなに一方的な結果になるとは思っても見なかった。
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テレビのニュースで見たら、思いのほか酷くてビックリしたニューオーリンズの惨状。
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19 August '2005 - 23:44 | 時事, 英語 どこにいるのか考えろ
移籍が決まった中田の会見をちょっとだけニュースでみた。
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18 July '2005 - 18:39 | 時事 数を勘定できない言語
石原都知事が、「フランス語は数が勘定できない」と言ったことでその方面の人たちが怒っているらしい。
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ほんと、頭が悪すぎるとしか思えない。それとも安全に配慮していますというポーズなのかね。考えてこれなら白雉認定するしかない。いい加減、死ぬほど頭にくる。
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12 February '2005 - 23:19 | 時事 抗議が全国から殺到って
おれの愛する南セントレア市に「造語は新市名になじまない」「文化や歴史を無視している」といった抗議が全国から殺到して、やむなく新市名を再協議することになったらしい。わらう。馬鹿かと。アホかと。
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どうも激昂した反対意見しか見つけられない新市名「南セントレア市」。まあ、予想通りではあるけれど、反応があまりに予想通りすぎて笑える。
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ハーバード大学のサマーズ学長の発言が物議を醸している。
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